歯列矯正 期間

歯列矯正にかかる期間と言うのは、その人の歯並びの状態や歯の成長によって
まったく違うと言っていいでしょう。
全体的に矯正しなくてはいけないなら数年かかることもありますし、
1部位だったら1年で終わることもあります。
それに、歯列矯正の種類によっても治療期間は異なります。
目安となるのは、マルチブラケットという装置を装着し、
ワイヤーで結んで矯正する方法です。
これは歯列矯正の種類の中でも一番ポピュラーな矯正方法です。
この場合、治療期間は約2年から3年ぐらいかかります。

ただし、これは何もトラブルが無かった場合の期間。
ワイヤーが切れたり、マルチブラケットが外れたりしたら、
それをすぐに治さないと治療期間は伸びてしまいます。
また、治療が終わった後も、歯が元に戻らないようにしばらく保定装置を装着します。
保定装置の装着を含めた期間を入れると、5年ぐらいかかることもあります。

他の矯正方法でも、矯正にかかる期間は最低でも1年というのが一般的です。
そこからさらに歯を固定しなくてはいけませんが、保定期間もとても重要なので、
しっかりと時間をかけて固定する必要があります。
早く矯正を終わらせたいからと言って、保定を適当にしてしまっては、
矯正する意味がありません。
最悪の場合は、また一から矯正を始めなくてはいけなくなることもあります。
最新の治療ではもっと早く出来るものもありますが、確実性を考えると、
数年かかったとしても実績のある矯正方法を選ぶ方がいいでしょう。